【京都】都をどり、花街に春告げる 祇園甲部、大ざらえ
「都をどりはー、ヨーイヤサー」。祇園甲部歌舞会の「第144回都をどり」(4月1~30日)の大ざらえが31日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場であり、花街に春を告げる高らかな掛け声が響き渡った。今年の演題は「名所巡四季寿(めいしょめぐりしきのことぶき)」で、名所・旧跡を舞台に全8景を繰り広げた。梅香る早春の城南宮、藤の花が映える初夏の毘沙門堂、紅葉が色めく金福寺、雪が降り積む三千院などが舞台となり、芸舞妓が四季の趣を醸し出しながら舞を披露した。