【口永良部島】「噴火災害の支援が復興の礎に」熊本地震の被災地へ島を挙げた”恩返し”熱く
島を挙げた恩返しが始まった。昨年5月の新岳(しんだけ)噴火で全島避難した鹿児島県・口永良部島(屋久島町)の島民たちは今、熊本地震の被災者を支援する募金活動などに取り組む。避難中に全国から支援を受け、それが復興に歩み始める礎になった。「今度は私たちの番だ」と長期避難の経験を生かした支援を目指す。島で唯一、食料品や日用品を販売するJA種子屋久(たねやく)には、島民の9割が住む本村(ほんむら)区の自治会が置いた募金箱がある。