【大阪】日雇い労働者の街・釜ヶ崎は本当に“危険”なのか? 『さとにきたらええやん』に見る“お互いさま”の心
「ふるさと」という言葉を聞いて、人はどんな場所をイメージするだろう? 実家であったり、郷里であったり、そのイメージはさまざまだろうが、心の拠り所やルーツといった自らと切り離せない場所ということは共通しているのではなかろうか。ドキュメンタリー作品『さとにきたらええやん』は、ひと言でいえば、その人にとっての自分をいつでも迎え入れてくれる、心のどこかにずっと在り続けるような「ふるさと」の大切さについて気づかせてくれる映画といっていいかもしれない。