【福島】日章旗、70年ぶり古里に 硫黄島で戦死、19歳高橋さん遺品 墨で飯舘への思いつづられ
太平洋戦争の激戦地・硫黄島で戦死した飯舘村出身の高橋武雄(たけお)さん(当時19歳)が持っていたとみられる日章旗が70年以上の歳月を経て、村に戻った。旗は米兵が島から持ち帰っていたが、戦没者の遺品を遺族に返す活動を続けている米民間団体「オボン・ソサイエティ」が高橋さんのものと特定した。【宮崎稔樹】村遺族会によると、高橋さんは、1943年に志願兵として横須賀第2海兵団に入り、郡山海軍航空隊などを経て硫黄島に向かった。