【三重】「戦後歴史学界の通説に反論する力を」皇学館大で岡田登教授が退任記念講演会
日本古代史や神宮史の研究で知られ、学内外で数多くの講演活動も行ってきた皇学館大文学部の岡田登教授の退任記念講演会「大倭(日本)国家の成立と伊勢の大神宮」が4日、三重県伊勢市神田久志本町の同大で開かれ、学生から高齢者まで幅広い世代の約300人が聴講した。岡田教授はまず、皇学館大創立の趣旨について、明治15年の「皇學館設置ノ義伺」に「神宮に関する古伝を明にする」と書かれ、伊勢神宮の研究機関としての役割があることを指摘。