【栃木】織田信長の伝馬朱印状発見 栃木県立博物館が全国初確認 4月28日からの企画展で展示
織田信長(おだのぶなが)が戦国時代末期、現在の栃木市などの領主・皆川広照(みながわひろてる)の家臣に与えた「伝馬(てんま)朱印状」が27日までに、県立博物館に寄託されている皆川文書の中から見つかった。伝馬朱印状は街道筋の宿場に人馬の提供を命じる書状で、信長が出したものは全国で初めての確認だという。調査した同館の江田郁夫(えだいくお)学芸部長は「関所撤廃や道路拡幅をした信長の交通政策解明の手掛かりになるのでは」としている。