【福井】ホタル姿なく「観測廃止」の危機 福井気象台、生物季節観測
季節の移り変わりを知るため、気象庁が動物の初鳴きや植物の開花日などを調べる「生物季節観測」で、福井地方気象台は2000年以降、観測項目の一つ「ホタル」を観測できず、項目から除外される「観測廃止」の危機にひんしている。専門家は街灯や車のヘッドライト、都市化が影響しているとみている。生物季節観測は全国58カ所の気象台・測候所で行っており、福井市の同気象台では桜や梅など植物19種類、ツバメやモンシロチョウなど動物15種類を観測している。