【鳥取】大山夏の風物詩「カジカガエル」口笛のような澄んだ美声響く 「フィフィフィー」と雄から雌へラブコール
鳥取県の大山(1729メートル)中腹の渓流で、カジカガエルが美声を響かせている。雄から雌へのラブコールで、大山の夏の風物詩だ。大山町の渓流では、初夏から盛夏にかけて、
小石に陣取ったカジカガエルが、口笛のような澄んだ鳴き声を披露し、登山者を喜ばせている。雄は体長約4センチ、雌は雄の約2倍。カジカガエルは、奈良時代の『万葉集』で
「佐保川の 清き川原に 鳴く千鳥 かはづと二つ 忘れかねつも」(作者不詳)とも詠まれ、「フィフィフィー」という鳴き声に情感が漂う。