【鳥取】「もう役職を辞めようと思う。でもここまで務めたしなあ」 参勤交代 妻へ本音つづる 鳥取藩士の手紙180通発見
江戸時代後期に参勤交代で江戸に詰めていた鳥取藩士が、鳥取に残る妻に宛てた手紙が、鳥取市内の民家で見つかった。江戸での仕事や暮らしぶり、家族を思う気持ちなどがしたためられており、専門家は「江戸詰武士の本音が垣間見える貴重な史料」としている。(高山智仁)
手紙は、鳥取市内の個人が所有していた屏風の下張りにされていたのを、古文書の収集・解読を行っている同市の大沢邦彦さん(71)が5年ほど前に譲り受けた。