【奈良】ご存知ですか?1月12日は奈良時代の長屋王邸宅跡が判明した日です これにより、従来の定説は再考を迫られた
いまから30年前のきょう、1988(昭和63)年1月12日、奈良国立文化財研究所(現 奈良文化財研究所)が、平城宮跡の南東隅にあたる地点(奈良市二条大路南)で出土した木簡から、そこが奈良時代初期の皇族政治家・長屋王の邸宅跡であることが判明したと発表した。長屋王は、天武天皇の子・高市(たけち)皇子の長男で、平城京遷都以来、政界の中心だった右大臣・藤原不比等(ふひと)が720(養老4)年に死ぬと、皇族の代表として主導者となり権勢を誇った。