【音楽】「王道ポップス」人畜無害だからこそ生まれる暴力性…いきものがかり水野良樹の一筋縄ではいかない音楽観
水野は、いきものがかりの代表曲である「ありがとう」(NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』主題歌)、「風が吹いている」(NHKロンドンオリンピック・パラリンピック放送テーマソング)などの作詞作曲を手がけている。水野の制作する楽曲について、音楽評論家であり文芸評論家の円堂都司昭氏はこう話す。「いきものがかりボーカル・吉岡聖恵さんは、まるで小学校の唱歌のように、素直にハキハキと歌いますよね。