【訃報】「失楽園」や「愛の流刑地」 作家の渡辺淳一さん死去 80歳
「失楽園」や「愛の流刑地」など男女の愛を追究した作品で知られる作家の渡辺淳一さんが先月30日、東京都内の自宅で亡くなりました。80歳でした。渡辺さんは、昭和8年に北海道で生まれ、札幌医科大学を卒業後母校で整形外科の講師をするかたわら小説の執筆を始めました。昭和43年、札幌医科大学で行われた日本初の心臓移植手術で、医師が殺人罪で告発される事態に発展した「和田移植」をテーマに小説を執筆したことがきっかけで大学を退職し、文筆活動に専念しました。