【柔道】斉藤仁氏逝去にJOCは黙祷せず JOCからレガシーという言葉を耳にするが、これでは単なる謳い文句にしか聞こえない
がん性胸膜炎で亡くなった84年ロサンゼルス、88年ソウル五輪柔道男子金メダリストの斉藤仁さん(享年54)の通夜が22日、大阪市内で営まれた。柔道関係者ら600人が参列し、別れを告げた。寂しかったのは、斉藤さんが亡くなった20日の午後、都内で開かれた日本オリンピック委員会(JOC)理事会だった。JOCには理事をはじめ、五輪運動に貢献した人が亡くなった際、黙祷するという慣習があるが、1時間半に及ぶ会議のなかで、その瞬間は来なかった。