【野球】ヤクルト・伊藤智仁コーチ、太く、短い野球人生「野村監督を恨むことなんてない」
【球界ここだけの話】
プロ野球史上最高のスライダーを操ったヤクルト・伊藤智仁投手(現ヤクルト投手コーチ)。真横に滑るといわれた伝家の宝刀を習得したのは、三菱自動車京都へ入社してから3年目。1991年のことだった。「当時は金属バットを使用していましたから詰まっても、下位打線からも本塁打が出る。アウトを取るのに安心なボールとしてスライダーを覚えました」当時の持ち球は直球とカーブのみで、直球の最速は140キロ未満。