【野球】野球IQは高いんです/元木大介 「高校生らしくない」と苦情電話が殺到し、学校の回線がパンクした
振り返れば、小学生の頃から「クセ者」の資質があったのかもしれません。6年時には「4番・ピッチャー」として、大阪でもそれなりに名の通る存在になれましたが、自分が活躍するより、チームの勝利の方が何倍もうれしかった。勝つためにどうするか、何ができるか。当時から日常的に相手の隙を突くことを考えていました。投手としては、空振り三振より、打者の裏をかく見逃し三振を奪ったときの快感が強かったし、打席でダラダラしている相手には、すぐにプレートを踏んで構える前に投げたりもしました。