【サッカー】サッカー界の巨人、ベッケンバウアー氏の70年
フランツ・ベッケンバウアー氏は、かつて、そして今も「カイザー(皇帝)」と呼ばれている。50年にわたりドイツサッカー界の頂点に立ち続けてきた同氏は、スポーツの歴史に残る偉大な存在だ。ベッケンバウアー氏に「皇帝」というニックネームがついたのは、プロになって間もなくのことだった。1968年、親善試合のためにバイエルン・ミュンヘンの一員としてウィーンを訪れた当時22歳のベッケンバウアー氏は、かつてのオーストリア皇帝(カイザー)、フランツ・ヨーゼフ1世の胸像と並んで写真に収まる。