【サッカー】歴史に残る「90+6分の悪夢」。万博の悲劇を招いたのは―今野泰幸の“あるプレー”だった
90+5分に、その“ワンプレー”は起きた。広島に3点目を奪われた瞬間、膝からがくりとピッチに倒れ込み、両手で頭を抱えた男がいる。「主役になりそこねた背番号15」――81分にゴールを決めた今野泰幸だ。G大阪は一度1-1に追いつかれるも、そのわずか1分後、FKのこぼれ球に今野が反応。ゴール前に両軍の選手が入り乱れるなか、身体を巧みに倒して右足でボールを捉え、わずかな隙間を射抜くコントロールショットでG大阪が勝ち越した。