【サッカー】粕谷「勝敗の行方は火をみるよりも明らかだ。リヴァプール、完勝──。」
ブレンダン・ロジャーズ体制下の末期を覆い尽くしていた閉塞感を、ユルゲン・クロップ新監督は瞬く間に払拭してみせた。理論を最優先した前任者と異なり、クロップの戦略は攻守ともに実戦的で、なおかつピッチ上の動きに伴う柔軟性を有している。さらに、OBのスティーブ・マクマナマンが「ただ走っているだけ」と酷評したプレスは試合を重ねるごとに迫力を増し、クリスティアン・ベンテケ、フィリペ・コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ、そしてアダム・ララーナが、第一ディフェンダーの任務を生き生きと遂行している。