【高校野球】早実・清宮の夏を終わらせた八王子「100キロのストレート」
「清宮は全打席歩かせるつもりでした」
そう打ち明けたのは、5回戦で早稲田実業に敗れた国士舘の捕手・松澤龍樹だ。「1打席目の初球は小手調べの意味合いもあってインコースを突きましたが(結果は死球)、あとは全部外のボールゾーンに構えていました。ピッチャーの深澤(史遠/2年)のボールはシュート回転するので、外にシュートするボール球を引っ掛けてくれたらいいな、という気持ちでいました」高校2年の夏の時点で、清宮幸太郎は相手捕手にここまで言わせる打者に成長していた。