【ドーピング問題】怪しい臭いプンプンの“黒い世界記録”も排除すべき
「イシンバエワだけは、何とか出られないのか」。スポーツ仲裁裁判所(CAS)がリオデジャネイロ五輪への出場を求めたロシア陸上界の訴えを却下し、同国の陸上チームが締め出されたニュースに、そう嘆いたお父さんたちも多かったろう。“世界一高く跳んだ美女”といわれる女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ。ふだんは陸上など見たことがなくても、五輪や世界選手権のたびに、あの引き締まった体と形のいいヒップ、ダイナミックな跳躍を、息をのんで見つめたものだ。