【音楽】<有名な話>第一回レコード大賞を受賞した歌手が放った言葉「レコード大賞? なんだい、それ」
1959年12月16日、デビュー曲の「黒い花びら」がレコード大賞に選ばれたという知らせを聞いて、歌った水原弘が「レコード大賞? なんだい、それ」と言ったのは有名な話だ。演奏旅行中で、公演地の名古屋で受賞を聞いた作曲者の中村八大もまた、「おめでとうと言われても何のことだかわからなかった」という。第1回日本レコード大賞が始まったとき、そこにはまだ権威もなかったし、メリットがあるどころか、賞そのものの存在を誰も知らなかった。