【MLB】サイ・ヤング賞と謎の記者投票。採点競技と共通する“主観”
2016年の大リーグが終わった。カブスのワールドシリーズ制覇という歴史的な事件が最終章に用意されたこともあって、記憶に残るシーズンとなった。個人タイトルや各賞の行方もすべて決まった。大方は本命に落ち着いたが、思っていた以上の接戦が繰り広げられたケースもある。たとえば、ア・リーグのMVP争い。これは、全米野球記者協会(BBWAA)の記者30名が10人を連記する(1位=14点、2位=9点、3位=8点、以下1点ずつ減って10位=1点)方式で決まる。