【流行語大賞】「保育園落ちた日本死ね」は、確かに「流行ったわけではない」。親たちの実感だった。だからこそ選ばれた。
「保育園落ちた日本死ね!!!」ーー。今年2月、強烈に鋭い切れ味を備えて、保活落選の失望と、なかなか解決されない待機児童問題への怒りを爆発させた匿名ブログが、日本を席巻しました。私は当時、「プレジデントオンライン」の連載コラムで、「保育園落ちた日本死ね!!!」と叩きつけられるように打ち込まれた3つのエクスクラメーションマークに表れる、その激しい感情にこそ、書き手と同じ失望や憤激に心当たりのあった親たち、つまり保育園に落ちた過去の記憶や現在の怒りを持つ数万人が共鳴したのだ、とのコラムで書きました。