【カヌー】オリンピアンにして僧侶、東京五輪を見据える異色のカヌー選手
【12月24日 AFP】夜明け前に静かに起き出して僧衣に身を包み、朝の勤めに励む。剃りあげた頭を垂れ、長野県の善光寺大勧進で僧侶として一日5回の勤めに励む敬虔(けいけん)な姿を見て、彼が日本トップレベルのカヌー選手だと気づく人はまずいない。リオデジャネイロ五輪のスラローム男子カヤックシングルで11位に入った実力の持ち主である矢澤一輝(Kazuki Yazawa)は、一般的なオリンピアン像からは少し離れた異色のカヌー選手で、2020年の東京五輪を目標にしている。