【サッカー】<福田正博が読む2017年のハリルジャパン> W杯への道は見えているか?
福田正博 フォーメーション進化論
「結果オーライ」。2016年の日本代表の戦いを振り返ると、こんな表現がしっくりする1年だったように思う。ハリルホジッチ監督は少しの安堵と同時に、就任後初めて「日本代表を率いるという仕事の難しさ」を痛感しながら、年を越したのではないだろうか。ハリルホジッチ監督は2015年3月に就任して以降、東アジアカップに国内組だけで臨んだことを除いて海外組を重用し、「縦に速いサッカー」を日本代表に浸透させることに時間を費やしてきた。