【音楽】ONE OK ROCKの現在地から考える、海外で勝負できる日本人の音★3
◆新作『Ambitions』は、単なる「海外仕様」ではないアメリカ進出の第一歩だった前作『35xxxv』(2015年)には、まだ残っていた――というか、あえて残していたところもあると思うが――日本っぽい情緒的なメロディーや曲展開を取り去ったアルバム。演奏も、アレンジも、それぞれの楽器やシーケンス等の録り音も、どの音がどのタイミングでどの位置で鳴っているかなどの細部まで含めて、本当に海外仕様な、ワールドワイドクラスなスケールの鳴り方をしているアルバム。