【マラソン】<長距離界のレジェンド・瀬古利彦氏>「月1000kmくらい走らないとマラソンで勝てない」
東京五輪まで3年余り、日本マラソンの再建を託されたのが長距離界のレジェンド・瀬古利彦氏(60)だ。日本陸連のマラソン強化・戦略プロジェクトのリーダーに就任した。同氏を長く取材してきた高川武将氏が、なぜ、再建プロジェクトのリーダーを引き受けたのかを聞いた。* * *
「本当に僕で大丈夫なのかな、というのが、正直な気持ちでした」プロジェクトリーダーに任命されたときの心境を聞くと、瀬古利彦は普段の明るい表情から一転、神妙な面持ちでそう言った。