【高校野球】悪役になった大阪桐蔭 3年間追い続けて見えた本当の姿
全国からエリートを集めた強豪私学と、秋田県内出身選手だけで戦った県立農業校。その好対照ゆえ、優勝した大阪桐蔭が“ヒール役”となってしまった感は否めないが、それは「規格外の強さ」の裏返しでもある。ノンフィクションライターの柳川悠二氏が、エリート集団の本当の姿をレポートする。* * *
金足農業との決勝において、大阪桐蔭は既に疲労困憊の相手エース・吉田輝星を初回から攻略し、5回までに12点をあげ、終わってみれば13対2と圧勝した。