【野球】出版業界にも「根尾効果」 愛読書として紹介された本が各地で品薄に 「思考の整理学」は三万部増刷
プロ野球のドラフト会議で四球団競合の末に中日ドラゴンズが交渉権を獲得した大阪桐蔭高の根尾昂(あきら)選手(18)。その愛読書としてテレビなどで紹介された本が人気だ。各地で品薄な状態が続いており、出版元が重版を決めた。 (山田祐一郎)話題になっているのは、英文学者でエッセイストの外山滋比古(しげひこ)さん著「思考の整理学」と、近代資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一が一九一六年に書いた「論語と算盤(そろばん)」の現代語訳。