【サッカー】<金子達仁氏>ハリル更迭に関わった全員がMVP この勇気ある決断こそが、日本サッカー界にとって今年のハイライト
いろいろなことがあった18年が終わろうとしている。あとになって振り返ってみれば、日本が初めてW杯への出場を決めた97年に匹敵する、エポックメーキングな1年として位置づけられるのではないか。そんな予感を抱かせる1年だった。思えば1年前、日本代表の明るい未来を思い描く人はかなりの少数派だった。試合後のインタビューで自分たちの敗戦を自嘲気味に語る選手の姿は、監督に対する信頼度が地に堕(お)ちていることをほのめかしていた。