【反日アート展】荻上チキ「少女像が反日か否かというものではない。一方の意見だけを展示するのは良くないという中立ぶった批判もある」
歴史認識について荻上氏のコメント
少女像が批判の的になる背景に一定の歴史認識が共有されてしまっていることにある。政府に対して抗議の意味で像を置くこととは別に、慰安婦問題は、性・女性の人権問題、あるいは戦時性暴力の問題として国際的に注目されているテーマでもあり、反日か否かというものではないが、反大日本帝国という文脈があり、その意味でなら反日といえ、大日本帝国的な思想に敏感に反応していくという位置付けもある。