【話題】無職を犯罪者予備軍と見なすマスコミの罪、敵意を煽る「ネット」 「新聞」 「テレビ」・・・「ひきこもり」 報道におびえる当事者
川崎市で小学生ら19人が殺傷された事件で、市は犯行直後に自殺した男が「ひきこもり傾向」だったと発表した。ジャーナリストの池上正樹氏は「この事件は『ひきこもりが起こした凶悪事件』と広く報じられた。その結果、世間の敵意はひきこもりに向けられ、差別や偏見が当事者らを追い込んでいる」という――。不幸な形で広まる契機になったのは、2019年5月末に起こった、川崎の通り魔殺傷事件だった。