【MotoGP】長島哲太Moto2初優勝。ラスト数周、脳裏をよぎった亡き富沢祥也の姿
レースに勝つ時というのは、意外なくらいすべてが狙いどおりに進み、面白いくらいに何もかもうまくコントロールして勝ってしまうものだ。カタールGPのMoto2クラス決勝レースで世界選手権初優勝を達成した長島哲太(Red Bull KTM Ajo)のレース運びが、まさにそんな展開だった。5列目14番グリッドからスタートした長島は、序盤から上位グループの後方につけ、ファステストラップを刻みながら、ひとつ、またひとつと周回ごとにじわじわ順位を上げていった。