【テレビ】<応援団化するサッカー解説 野球の辛口評論家も姿を消す>「地上波の野球中継が激減し、番組に配慮できる評論家が生き残る」
芸能人の不祥事が起きても、あまり厳しく追及せず論点をずらし、政府の愚策にも矛先を向けず番組だけを盛り上げる。そんな「応援コメント」が、テレビの情報番組のコメンテーターの間で多用されている。辛口よりも優しく、批判よりも応援を──その風潮がよりいっそう顕著なのがスポーツ界だ。
現役選手を厳しく叱咤するOB解説者のイメージは過去のもの、今求められている「応援コメンテーター」の代表格がサッカー解説者の松木安太郎氏(62)だ。