【映画】<鬼滅の刃>ヒット継続の裏に二の矢、三の矢の巧みさ…“おまけ戦略”も効果的
激動の2020年にあって、最大の話題作となったのが映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」だ。10月16日の公開からわずか3カ月弱で、2001年公開の「千と千尋の神隠し」の記録を更新し、興収日本歴代1位の座を奪った。原作の人気が極めて高く、テレビアニメ版も成功した上での、満を持しての劇場版だっただけに、ある意味当然の大ヒットだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本のエンターテインメント界が青息吐息である現状、ほぼ“一人勝ち”というこの状況は、やはり驚異的だ。