【五輪】「負けたら坊主。下の毛まで」大学生で64年東京五輪代表マサ斎藤が明かした地獄のトレーニングと屈辱のフォール/レスリング
「オリンピックが開催されるたびに、4年に一度、あの悔しさを思い出すよ」生前、マサ斎藤さんは常々そう語っていた。1964年の東京オリンピックでレスリング日本代表だったことは生涯の誇りではあるが、思い出すのは悔しさばかりだという。「『日本国にメダルをもたらすために身を投げ打て』という時代だったからね。『絶対に勝て! 』と何度も檄を飛ばされ、俺自身そのつもりだったけど、メダルは獲れなかった。