フェミニスト小島慶子さん、ADHDと過食嘔吐の苦悩を赤裸々に綴る
10歳代後半から20歳代にかけて、人知れず摂食障害に苦しんだ。干渉の強い母との関係に悩み、ダイエットの反動や失恋も重なり、食欲が止まらなくなった。体重が16~17キロ増えてしまった頃、食べたいだけ食べて、吐くことを覚えた。アナウンサーになってからも、過食嘔吐(おうと)は続いていた。「当時は病気だと知らず、『恥ずかしい癖』だと自分では思っていました」30歳で長男を出産した頃から、育児が忙しくなったこともあり、過食することは自然になくなった。