【ドラマ】<TBS日曜劇場「日本沈没」はフシギなドラマ> 陳腐な内容なのに視聴率は好調!人気の秘密はどこにあるのか?
原作は大ベストセラー、当代の人気俳優をこれでもかと並べ、予算をたっぷり使った最先端CG映像……と鳴り物入りだったが、TBS系ドラマ「日本沈没―希望のひと―」(日曜夜9時)の評判はさっぱりである。いくらSFだとしても、登場人物たちがあまりにも嘘っぽいというのだ。主人公の天海啓示(小栗旬)は「日本を救うのは自分しかいない」と思い上がったエリート官僚で、まるで2.26事件の青年将校みたいだし、石塚平良(ウエンツ瑛士)ら「日本未来推進会議」の他のメンバーは、各省の精鋭を集めたというのにボンクラばかり。