尾崎豊は盗み、チェッカーズは傷つけ、ドリカムはキス「暴力・不倫ソング」はなぜ共感されるのか
さきごろ放送された音楽系番組で、さだまさしの代表曲『関白宣言』やおニャン子クラブのデビュー曲『セーラー服を脱がさないで』の歌詞に、番組出演者の藤田ニコルや乃木坂46のメンバーらが「ムリムリ」「すごい歌」など拒否反応を見せたことが話題を集めた。いずれも大ヒットしたものの、当時から一部で反発されたり問題視された曲でもあるが、かつては不倫や暴力、犯罪など、現代の倫理観、コンプライアンス基準からみればありえないような事柄を歌ったヒット曲はさほど珍しいものではなかった。