木場勝己「親からの予備校代は映画400本に消え。映画監督を目指し、少しでも近づければと俳優養成所へ。俺でもできるかな?と思っちゃった」
【連載】名優たちの転機・芝居は意思の働きかけ合いだ<前編>木場勝己 関容子
演劇の世界で時代を切り拓き、第一線を走り続けるスターたち。その人生に訪れた「3つの転機」とは――。半世紀にわたり彼らの仕事を見つめ、綴ってきた、エッセイストの関容子が訊く。第12回は俳優の木場勝己さん。映画監督を目指していた頃助監督の募集などまったくなく、俳優学校へ進んだと語る木場さん。