“メディアの責任”注目で思い出される「TBSビデオ問題」 27年前に追及された“事件当事者”との関係
弁護士JP編集部
「坂本さんの遺族には申し訳ない気持ちでいっぱい」――。1996年4月30日。東京・赤坂のTBS本社の会見場に現れた磯崎洋三社長(当時)は沈痛な面持ちで遺族に対して謝罪した。現在、ジャニーズ問題で性加害を事実上“黙認”してきたメディアの責任が問われているが、それをさかのぼること27年前、ことの本質は異なるものの、“メディアと事件当事者の関係”が問題視されたのが、一連のオウム真理教事件だ。