今さら敷地内に400億円「新体育館」を建設しても…日ハムに捨てられた「札幌ドーム」の苦境 「いちばん痛いのは広告収入」
2030年の冬季五輪招致を断念した札幌市。その後、秋元克広市長(67)とJOCの山下泰裕会長(66)が「34年以降の可能性を探る」と表明したものの、今度は国際オリンピック委員会(IOC)が30年大会と34年大会の開催地を同時に決める方針を表明し、34年大会の可能性も極めて厳しい状況だ。ジリ貧の札幌市だが、五輪招致を巡る動きの下で、今季から日本ハムファイターズが本拠地を移し、経営的に苦しんでいる市所有の札幌ドームが“新たな集客案”に向けて動き始めていた。