「ジャニーズのやることは何でも否定」という思考停止…「空気」に支配されてしまう日本人に必要な「ある力」【東浩紀】
思想家・東浩紀(52歳)の著書『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)、『訂正する力』(朝日新書)がいま注目を集めている。人文書が「冬の時代」と言われる中で、前者は2万部に達し、10月に発売されたばかりの後者はすでに4刷を重ねた。なぜいま訂正の重要性を訴えるハードな思想書が、多くの支持を集めているのか。「非難すればいい」という思考停止
世間には『◯◯する力』『◯◯力』という本が溢れていますが、私たちにもっとも求められるのは、「訂正する力」ではないでしょうか。