【書籍】萩尾望都が90年代に別名義で執筆したSF小説「ピアリス」、初の単行本化
「ピアリス」は1994年から1995年にかけ、The Sneaker Special(角川書店)にて発表されたSF小説。過去が見えるピアリスと未来が見えるユーロという、幼い頃に生き別れになった双子の数奇な運命を描く物語だ。雑誌掲載時には文章は木下、挿絵として萩尾がクレジットされていた。このたび「ピアリス」の初単行本化にあたり、巻末に収録されているインタビューにて、萩尾は木下司という作家が自分であることを初めて公表している。