【毎日新聞】在特会裁判、「民族教育権の侵害」判決…朝鮮学校は日本の植民地化で奪われた朝鮮民族の言語や文化を取り戻す場なのだ
◆記者の目:ヘイトスピーチ違法判決=松井豊(京都支局)◇「差別」は在特会だけか
京都市の京都朝鮮第一初級学校の校門前で「在日特権を許さない市民の会(在特会)」が実施した街頭宣伝について、京都地裁は先月7日、人種差別扇動を目的とした「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」にあたると初めて実質認定した。人種差別撤廃条約に基づき明快に「差別」と言い切った画期的な司法判断で、在特会側は控訴したが、東京・新大久保や大阪・鶴橋で繰り返される過激なヘイトスピーチ・デモへの抑止効果も期待される。