【週刊金曜日】埼玉県蕨市で中国人犯罪などへ排外デモ、男組らカウンターが抗議(野間易通)
「除鮮」と殴り書きした防護服風の衣装に身を包んだ男が「外撲協」(外国人犯罪撲滅協議会)のフラッグを掲げデモ先頭を歩く。彼は巨大なハーケンクロイツ(ナチスの逆鉤十字)をマントのように羽織っていたが、裏返っていたのか制作ミスなのか、それは逆鉤十字「”」ではなく「卍」。何もかもがでたらめなのだ。1月19日の昼過ぎ、埼玉県のJR西川口駅から蕨駅前までの一帯で「中国人ほか外国人の入国全面禁止要求」を掲げるデモが行なわれた。