【セウォル号事故】「国の格」を口実に「法治」軽視を憂う裁判官の実定法無視判決
旅客船の運航管理点検関連書類を偽造したとして、検察は2人の運航管理者についての逮捕状を請求したが、全州地裁群山支院で令状を担当するイ・ヒョンジュ裁判官がこれを棄却した。その理由は「海洋での安全は国の格が上がらなければ解決できない問題だから」というものだ。海運組合群山支部所属のこの2人の運航管理者は、実際は船まで行っていないにもかかわらず船内で安全点検を行ったかのように見せ掛けて書類を偽造するなど、旅客船の出港前安全点検報告書を500回以上にわたり偽造したとされている。