【外交】日朝外相「非公式」会談、米韓の警戒に配慮…米国や韓国、「日米韓の連携が乱れかねない」と日朝接近に警戒
十日に行われた岸田文雄外相と北朝鮮の李洙〓(リスヨン)外相の非公式会談で、五月末に拉致被害者の再調査に合意して以来接近している日朝関係は、さらに一歩前進した。拉致問題解決や首脳会談実現の可能性も膨らんだが、北朝鮮の核・ミサイル開発抑止で連携する米韓両国には、急速な日朝接近に警戒感もある。日本が今回の会談を「非公式」にとどめたのは、世論の過度な期待の高まりを避けるとともに、米韓に配慮した結果とみられる。