【アゴラ/山田高明】ヘイトスピーチ問題の原点を再確認してみた
2012年8月、李明博大統領は竹島に上陸し、天皇陛下に対する侮辱発言を行い、野田総理の親書を突き返して、領土問題に対する外交的・平和的解決を自ら拒絶した。日本の領土(連合国も公式に認めている)を侵略し、民間人を虐殺する戦争犯罪を行った国の大統領が、被害国に対しこのような挑発行為に及んだのだ。前回、『誅韓論』という本を紹介した記事の中で、この「李明博乱心事件」以後、日本の国民感情に火がつき、それまでの「単なる嫌韓」から「報復感情を伴った嫌韓」に移行したのではないか、という趣旨の推論を述べた。