【南シナ海】ベトナムが中国のパラセル諸島観光を批判 「主権に対する深刻な侵害」 対中姿勢、再び硬化か
【シンガポール=吉村英輝】
ベトナム外務省は4日、中国と領有権を争う南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島で、中国が開始した観光ツアーについて、「ベトナムの主権に対する深刻な侵害」と批判する声明を発表した。中国国営新華社通信によると、観光船ツアーは2日に始まった。中国南部の海南省三亜市を出発した約200人は、約12時間かけてパラセル諸島に到着、3泊4日の日程で、中国が実効支配するパラセル諸島で、釣りやビーチバレー、結婚写真撮影を楽しむ。